SSブログ
入院生活 ブログトップ

退院へ向けた準備へ [入院生活]

「7日目朝」

一週間以上ぶりの清々しい寝起きになった。まだ睡眠薬と痛み止めに頼っているが、、、。

そして、チラージンの処方が始まる。このお薬は、甲状腺を摘出した人は必ず飲まなければならない薬。人によって量は様々らしいが、一日一回飲むお薬。甲状腺ホルモンを出す機関がなくなったので、その補填のために飲む。人間生活のために必要な一つ臓器を失ったのは大きな事実。効果は七日間持続するらしいが、7日にいっぺん飲めばいいものでもないらしい、、、。いろいろ聞いてみたりした。

ちなみに、通常でも甲状腺の機能が低下すると下記のページのような症状が出てくるらしい。
http://www.kuma-h.or.jp/index.php?id=72

「甲状腺の役割」

また、甲状腺の役割としては、甲状腺ホルモンを分泌するのが主な役割として挙げられます。甲状腺ホルモンは、食事で取り入れた炭水化物、たんぱく質、脂肪などの栄養素をエネルギーに変える新陳代謝を促進する働きを持っている。あとは、私にはもう関係ないことですが、胎児から幼児期の成長を促す役割もあるそうです。

「退院後の生活」

この日、退院後の生活について説明を受ける。次回の診察の今日から一ヶ月後までやっちゃいけないことがいくつか注意事項として書いてある。

歯医者でベッドに寝るのは傷口を開けるのでダメとか、自転車や車の運転や重い物の持ち運びなどは首の負荷を考慮してのこと。あと、傷口への刺激になるため、日光に当てるのもよくないらしい。これは三か月くらい、って長いな〜。

昼前に看護師さんが来て「ますさん明日退院らしいよ」となんとも曖昧な話を聞く。急だったのでナースステーションでも再度確認して11時退院と知る。やった~~!間違いなかった。笑

カルシウム値も落ち着いてきたということでしょう。よかった。予定より3日多かったのですが、まあ許容範囲内でしょう。

「8日目朝」

そして、晴れて退院日の朝。ここ数日、雨や曇りの朝が多かったが今日は晴れていて気持ちい。一昨日くらいから夜はゆっくり寝られるようになったが、まだ鼻のアレルギー、睡眠薬、傷口付近の痛み止めを飲みながらの睡眠なので不安が残ります。

あと、二日連続であった午後の発熱も不安のポイント。手術後一週間ではまだまだ日常生活まで戻るのは難しいですが、徐々に戻していこう。さあ最後の病院食だ!!

その発熱については、最初の頃は発熱がある時間も長かったので、水を多く飲んでいたけど、退院間近になると量もぐっと減ったのはよかった。飲むペースも普段通りに戻った。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

回復への兆しも見えて来たか!? [入院生活]

「5日目」
やっと朝の熱が36度台に下がった。これまで37度後半だったことを考えるとだいぶ落ち着いてきた感じ。

創部に出血を取り除くためのドレン管が左右に通っている。手術直後からずっとなので、その痛みもあるし、首を前に常に引っ張られている感じもある。前者は、夜寝られなくなるのでいつも痛み止めを処方してもらっての就寝。後者は首の筋肉がこわばって、湿布が必要になった。頑張って起きていると余計痛くなるので、横になってるのも大事だということを学んだ。

あとは、段々慣れてきたのは入院してから毎日の採血。でも、点滴用の針を入れていない右からいつもとるので、だんだん痛々しくなってきた。もうちょい頑張ろう。

「6日目」
回復への兆しも見えて来たか?という感じ。歩くスピード。飲み込みスピード。体に入ってる管が一本抜けたり、熱の上がる回数と時間も少なくなったり。ベッドを倒す位置などなどいろんなことが徐々に通常モードに戻りつつある。カルシウム値がまだ正常値に上がり切らないのだが、、、。

歩くスピードは手術後1日目はよちよち歩き。二日目からゆっくり歩けるように、5日目はほとんど違和感なく歩けるようにまで回復。

食べるスピードは、首の手術後であることもあってまだまだ飲み込みがうまくできないが、以前のようにどんどん口に入れずにおしとやかに食べれば十分楽しめるようになった。手術後3日目からはおかゆから常食へ。もう揚げ物とかも食べてます。一週間病院食だと体重も減る傾向にありますけどね。60kg切ったら困るな~。

入院中によくお見かけする方が普段着に着替えてるのを背景するともう退院後されるのかな~と思い、おめでとうございます、と心の中で思う。

余談。
入院日が4/6の月曜日だったので、都内の桜はまだ満開。病室からも桜の咲く様子が見えていた。
しかし次の日以降雨や寒い日続きで桜も疲れたのか徐々に葉桜へと移行。週末には完全に散ってしまった。

病室から桜を眺めるなんてドラマみたいですが、冗談抜きで命散らす桜にならずによかった。大げさすぎますかね。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

回復へ向けた一日 [入院生活]

「自分の体と相談しながらの入院生活」入院4日目
熱は上下はあるが落ち着いている。ただし午後は何もやる気がない程、だるくて熱が38℃台から下がらない。

だいぶん平常機能に体が回復してきた気がするのは昨日が辛すぎたからだろう。ただし、過信し過ぎて手術後二日目に、動けるようになったからといってがんがん歩いたこともあってか首筋が筋肉痛になってしまった。反省、、、。アイスノン、傷口からの内出血を取り除くためのドレン管を下げていること、首前の傷口であること、が要因でどうしても姿勢が前かがみになってしまうことが原因とわかる。3日目はほとんど歩かずにベッドの上だったので、4日目にはずいぶん良くなった。

「カルシウム不足」
甲状腺の手術をすると隣接する副甲状腺機能が低下することがある。その副作用として、状態としては、血液の成分中のカルシウム不足となり、末端の痺れが出る。指先や唇の痺れが手術後三日経っても断続的に出る。その症状もあって、まだまだ退院のめどが立たず。ただし、他の状況は順調なので、辛抱強く待つ事にしようと思う。

「すっきり」
さて、変な話だけど、この日、手術後初めて大きい方が出る。麻酔すると消化器官の機能は一時休眠するそうなので、4日ほどかけて徐々に回復していったようだ。

「病棟内にて」
食事の合間の時間に食堂で仕事をし始める。手術後4日目でやっとパソコンを開ける気分になる。まあ、短時間ですが、読書して休憩したり仕事したり。食堂での椅子はなんとなく座り心地が良くて気に入ってる。なんてことない普通の椅子なんですけどね。

集中して仕事はしているけどやはり共有スペースなので他の方々の話も耳に入ってくる。家族同士、患者同士、友人同士、、、。

病棟は、甲状腺、肺、前立線の関係の患者さんと専門の医師、看護師さんたちがいらっしゃいます。この日は人目をはばからず自分の死に向かう準備について家族会議するお父さんの姿もあった。ご本人はもう肝の座った感じで、淡々と説明。あっけらかんとした感じすらありました。

程度は違えども、命に関わるがんを持った患者さんが入院している病棟に自分もいることを嫌でも感じさせる光景でした。

父の死の直後なので、思いの外考えさせられます。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

一番辛い1日が始まる [入院生活]

「3日目朝」4/8 水

朝になって元の四人部屋へ帰還。我が家に戻ってきました。汗ばんだ体を拭いていただき、尿管を抜いた後はさっそくトイレへ。え?もう?というくらい早かった。昼前には処置。

このトイレで術後初めて自分で歩く。何だか足取りは重いし、体も傾いている気がする。自分の体じゃない感じ。もちろん看護師さんに付き添ってもらう。

「回復への第一歩」

手術の次の日だったが、キツイながらもベッドにいると腰にくるため歩くことを選択する。疲れると夜寝やすくもなるかな、とも思って。病棟内をグルグル。他にもお仲間がいて何人もグルグル。足取りは人それぞれ。

「最初の食事」

この昼から五分粥が始まる。随分早いな、と思いつつも、手術当日から4食を点滴に頼っているのでさすがにお腹も戻さないとと思って粥は全部食べるも、その他の固形物はお腹がビックリしそうなので、控えめにつまんで終了。口も上手く開かずもう無理って感じで。でも初めてのご飯が食べられちょっとホッとしました。

当たり前かもしれないけど、点滴打ってればお腹ってあまりすかないものなんですね。こんな経験はじめてなもので。

その日の夕食からは回復のための栄養補給の意味も含めて、完食を続けた。いつもよりもゆっくりと噛んでお腹と相談しながらだけど、最終的には全部食べられるようになった。

お気に入りの場所はみなさんが集まる食堂エリア。60代以上の男性が多いのですが、病棟内でお知り合いになった方々で食卓を囲んでいる人もいて賑やかです。一人病室で辛気臭く食べるよりも、食も進みそうでこちらに行っていました。

「術後の辛さ」

気になったのが、手術中の喉への挿管で1日ほど飲み込むのがきつかったこと。術後の1病日目の二回目の食事前に飲み込みが改善。水も食べ物も随分飲み込みやすくなった。

あと、手術中左右の声帯の神経をいじめたので、手術後2日経ってもかすれ声は治らず。三日目に少し戻った気がする程度だった。

二日目に前回入院の時と同じ鼻炎の症状が出る。鼻水がタンになって絡むのがきつい。抵抗力が弱まっているためか、アレルギー性鼻炎が出ているみたい。

そして、飲み込みはもちろんゲップなどの出す方も同時にやりづらくなっている。これも神経を痛めた証拠。徐々にしか回復しない。

そして熱が断続的に出る。特に二日目が朝から夜まで37度台後半から38度台前半で推移する。あとで考えると、風邪の熱ではなく手術の後に戦っているため出た熱のようだ。

ちなみに、声帯と飲み込み(嚥下)に関わることは織り込み済み。これくらいで済んでよかったとホッとしていた。

いよいよ手術当日 [入院生活]

2日目朝、4/7火

「手術前」

夜は入眠剤をいただく。が、しかし10時就寝にもかかわらず、2時半に一度目が覚める。前日娘と9時過ぎに寝て9時間寝たためか。単に寝すぎだな。まあ、寝てる時はぐっすり寝られたし、起きた後も断続的に寝られたので疲れはない。

昨日の入院時から体温が高め。37度1分は平熱より0.5分以上高い。普段低体温なので。空調のせいもあるだろが、緊張もあるのかも。

あと、今回の入院には関係ないが、ずっと痛めている股間節がぐーっと痛くなるのはつらい。手術後にベッドで動けないときのことが心配だ。

「手術室へ」

前の時間帯の手術が伸びたようで、手術開始時間が予定より2時間程度遅れた。13:40に手術室へ。13:50到着。

よくテレビでも見るようなおっきなライトがある下のベッドに横になる。いろいろ装置を付けられ、名前の確認。患者、患部などの取り違えを防ぐために何度も確認される。酸素吸入、「あたまがぼーっとするお薬入っていきますよ〜」という麻酔科医の先生の声(なんて気の抜けた声なんだ〜〜とか思いながら)を最後に記憶は途絶える。

「手術後」

もちろんだが、手術中の記憶はない。

起きた時は、ベッドに寝かされて病室に戻るところ。目が覚めた時に担当で執刀もしてくださった先生が目に入り、握手を求めた。ありがとうございました、と。

ほとんど動けず痛みでその夜寝られなかったことを考えると、麻酔がまだ効いていたからできたことなのかもしれない。後は、無事に済んだらしいことに体が反応できたんだろう。

でも、、、その後が地獄。目が醒めるまで6時間近く同じ体位だったので持病の腰と股関節痛が再発。もちろん切ったところも痛い。切除が首の下なので首を回すのが辛かったり、首を上に向けられないから枕位置にも気配りが必要でした。

また、麻酔による吐き気がきつい。出すものない胃から二度ほど戻した。たくさんわがままを聞いてくれた妻に感謝です。

その晩は元の病室ではなく、2人部屋を一人使いできるようにしてくださったのは幸いでした。全く眠れない夜でしたが静かに一晩過ごせました。

前回手術の経緯 [入院生活]

昨年8月に決まった手術の日程は11月最終週。

まず、11月中旬に病院から電話があり、どうしても手術日程を一週間ずらして欲しいとの連絡がある。理由を聞くと緊急で手術が入ったため、とのこと。転移が進んで病状が芳しくない方の可能性もありそうなので快諾。ここでまず一週間ずれる。

そして、12月初めに入院。しかし、入院の直前くらいからアレルギー系と思われるの鼻炎がひどくなる事態に。また、病室が思った以上に寒くなったこと(昼間は暑いくらいだった)、緊張で眠れなかったことなどが重なって喉の炎症に繋がってしまいました。

一番病状が酷かったのが、手術前日の夜。当日の朝に、担当医の先生、麻酔科の担当医の方から手術は大丈夫でしょう、と言われて待つ。そして、時間になって手術着へ着替える。病棟看護師とともに手術室前へ。医師たちの説明を終えて、手術室へ入室。

一番の緊張の瞬間。ベッドに上がって手術室のライト(テレビとかでよくあるやつの本物)の下へ。説明を受けつつ手足を固定した段階で麻酔科の大先生っぽい方がいらっしゃった。喉の炎症が酷いね、、、ということでここで中止の判断。麻酔の送管の具合によっては、手術後の回復時に呼吸に障りがあるとのことで、緊急性も高くない手術だったので、大事をとって延期の判断になりました。

で、また手術着を着なおして、病室へ戻って待機。何だか変な感覚。退院の準備から退院手続きへ。

最近2年程、中国出張時に、帰国後に鼻炎になることが多い。PM2.5が発端で、アレルギー発症か!?と思って、花粉症を調べると杉が出た。森の活動しているのに、、、と思いつつも、まだ酷くないので改善策を考えねばと思っています。花粉症のシーズンは、今のところあまり症状は出ておらず、4月の手術は無事迎えられたのでした。

つづく。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

初入院事始め [入院生活]

検査を受けて怪しい、となったのが昨年6月。入院と手術が決まったのが、昨年の8月、それから一度の延期(12月、詳細はまた後日)を経てから、4月に再入院。そして手術して、4月中旬に退院。まずは、この10ヶ月のことについて、メモを書き起こしながら、記憶をたどりながら、あくまで自分の記録としてまとめていくつもりです。

「入院1日目昼、2015年4月6日 月曜日」

13時入院のため9時頃に家を出て、病院近くの美味しいと評判のおにぎり屋さんのランチを食べる。柔らかくて美味しいご飯はとっても幸せな気分になれる。

そして入院受付へ。時間通りに行ったつもりだが入院受付の方々でごった返し待ち時間が長くなった。皆さんそれぞれ大変な病気を抱えていらっしゃるんだろうと待たされてもおおらかな気持ちでいられる。小さいお子さん連れの方もいらっしゃいました。早く良くなるといいのですが。

受付が終わり指定の病棟へ。前回と階違いで部屋の場所とベッドの場所は似たところ。特にベッドの場所が同じなので落ち着く。まあ、病室で変に落ち着いてもらっても困るんでしょうけどね。前回の件はまた別の回で。

病棟看護師さんの採血や簡単な検査の後、手術室看護師、麻酔科の先生と手術に関わる質問をいくつか受けて徐々に手術への準備が整ってきます。緊張感が高まってくる時間帯ですね。(他人事風)最後に妻と一緒に主治医の先生から詳しい話を聞き、いろんなリスクも納得の上で手術に臨みます。今回は、いつもお話を聞いている主治医の先生が執刀医ということで、より安心して臨めました。リスクについては、現在の状況にも当てはまりますが、声帯の損傷など含めいくつか深刻なものもあって、その時はやはり色々と心配なので、納得いくまでその状況について説明を受けました。今後の人生かかっていますから。

そして夕食へ。説明も終わり、落ち着いてご飯。ほっと一息です。自分で夕食をナースステーション近くに取りに行き、病室で食事。手術前だしもちろん常食。意外とメニューは充実してて盛りだくさんで、美味しくいただけました。カロリー計算を綿密にやっていてここまでとは!と驚きました

食後は、前回の落ち着かなさも無く、持っていった本の読書をして過ごしました。なんだかまったりした落ち着いた時間を過ごしました。

21時にシャワーを浴びて、22時消灯。前回、緊張のため全く寝られなかった経験をふまえ、入眠剤は飲み、いつも通り6時間程寝られて準備万端。手術当日を迎えることになりました。

続く。

※当記事は、私見に基づくもので、内容については特定の事柄を保証するものではありませんのでご注意下さい。
タグ:入院 甲状腺
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康
入院生活 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。