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セカンドオピニオンへ [学び]

手術が延期になったことで、改めていろいろ勉強を始めた。

本もよく読んだが、一番勉強になったのはセカンドオピニオン。お金はかかるがやっぱりプロの意見は的確ですね。当たり前だけど。

まずは、いまかかっている病院にセカンドを受けにいくことを説明し、病院名も伝えて了解をもらう。紹介状を書いてもらう必要があるので。

セカンドを受ける病院に予約して一番早い診察を予約。かかっている病院で借りて来た画像を提出し、待合室で待つ。そして、予定通り、朝一番の診察で診察室へ。

まず、画像を見ると典型的な形をしているのでかなりの確率で「甲状腺乳頭がん」である。、とまず言われる。のっけからこれかよ。というかまあそれを聞きに来たんだけどね。

先生の話によると、「甲状腺がんはきわめて性質はおとなしいがんであるため、対応に意見が割れる。最近は、行けるところまで様子を見ることも多い。患者さんの意向に沿って治療を行う。これは、命に係わる心配が低いがんであるため。」

現状の画像から見ると「7mmほどで甲状腺の外への広がりが見当たらない。CTでもリンパ腺が腫れていたり、肺に転移していたりすることもない。甲状腺の外に出ていたり、リンパ節が腫れていたりする場合はきっちり治療する必要がある。」とのことを聞いて安心する。

「将来的に大きくなる確率は40歳以下は40歳以上よりも上がる。年齢が高くなってくると大きさは横ばいになっていく傾向にある。40歳以下の方でその後進行したのは10%程度。それ以外の人は10年みていてもほとんど変化ない人ということ。60歳以上になると進行する人は3%程度かもう少し少ないくらい。」

「全年齢層で数百人の経過を見たデータでは、大きくなった人は5%程度。経過を見たおかげで、肺への転移、声帯の麻痺、など取り返しのつかない状態になった患者はない。もちろん死者もいない。20人以下の方がのちに手術した方。大きくなっても1cm以下であれば引き続き経過を見ている人もいる。状態変わらなくとも諸事情で手術に踏み切った人もいる。」

そして、手術の場合。「左患部を残すので甲状腺の機能は維持できる可能性が高い。ごくまれな確率で甲状腺の裏をとっている声帯を動かす神経に損傷が出たり、首の違和感が残る場合がある。出血が続くケースも。」とのことでしたが、一生が変わってしまうような大手術ではないことはたしかなようだ。

そして手術前検査へ向かうことになる。
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学びの時間が与えられた [学び]

自分らしくないとも思ったが、三田先生のことを(いい意味で)信じ過ぎたからなのか、その流れに任せ過ぎて12月の手術延期を受けてから、やっと甲状腺がんについていろいろと詳しく調べ始めました。その段になって、、、。ありえないですよね。まあ、神様がその時間が必要と判断して、延期になったのかもしれないとも思いました。

がん関係の本を読みあさり、特に甲状腺がんのところを中心にいろんな本を探しました。単にがんの治療と聞くとお先真っ暗な感じがしますが、これだけ情報を集めてくると、甲状腺がんに限ってはそれほどのリスクは高くないこともわかり、少し安心した部分もありました。よくあるベッドに寝て放射線を照射して、、、というやつ。それはよっぽどのことが無いとありません。大幅な転移(肺が一番可能性が高い)がなければ予後は10年とかの単位で死につながることはほとんどないと言われていることもわかりました。甲状腺がん自体が進行が非常にゆったりしている傾向を持つがんであることも要因ですね。逆に急に進むようなら早めの対応が必要です。

余談ですが、通常は1 cm以上が手術での摘出対象になる目安だそうです。また、小さくても転移が何カ所かあったり、その転移がリンパ節(首の外側)まであると摘出手術が必要になってくるそうです。私の場合、最初の診断は甲状腺右葉のみの発見だったので、12月の手術時は片方だけの予定でした。

さて、話題は勉強に戻り、日本のガン治療で不足していることは蓄積がまだまだ不十分だということです。特に、統計的な予後の状態の把握です。最近、医師の先生に伺ったのが、そのような情報蓄積のために徐々にガン患者のデータベース登録が徐々に始まっているとのこと。

甲状腺がんは特に予後が長いので(10年、20年では足りないくらいらしい)そのような追いかけも充分に機能する。今後は私もその中に入っていくらしい。
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