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快気祝い〜死について語るワークショップ [仲間と共に]

悪性腫瘍、悪性新生物(がん)による手術という人生では一大事の瞬間を切り抜けて、一ヶ月を迎えたときに、これにかこつけて何かイベントをやろう!と思い立ち、友人たちに越え掛けをし始めました。そして、5月末にそれが実現しました。

これは快気祝い、と称してではありますが、まあ友人たちと飲み会(これが真の目的)ですね。

この機会に「死」や「病気」、そして「健康」をテーマにざっくばらんな話が出来ればいいな〜、と勝手な想いから開催しました。自分や、そのときに集まった仲間にはまだまだ早い、とは思いつつも、自分自身やご家族、身近な人の話ができました。

この時は、延べ15人くらいの参加者が集まって下さいました。本当に感謝しています。

最初に、地元にお住まいのお医者さまに「健康」をテーマに講演をしていただきました。それをキッカケに話す中で、ある参加者の中から、「死」についてももっと語りたい、というとてもいい振りを頂き、そこからは各参加者の皆さまの「死」に関するエピソードを話して頂く時間になりました。それぞれの内容は参加した方々だけの宝物ですが、その場の雰囲気は、「静謐」という言葉が思い浮かぶ程、素敵な空気が流れていました。皆さんそれぞれの赤裸々なお話を頂き、主催者としては思った以上の収穫でしたし、皆さんに本当に感謝しています。

自分自身の手術前後についてのエピソードもお話させて頂きました。涙をぐっとこらえつつの話もありましたが、それを乗り越えて来られたのは家族の支えがあったからこそだな〜、と思います。そして、その気持ちを40前のこの年で感じられたのは大きな収穫でした。人間忘れっぽいものですが、追加治療や検査(少なくとも経過観察は20年は必要なようです。新しい制度でがん治療をした人の登録制度にも加入するそうです。)はまだまだ続いていくので、それを惰性としてではなくその時の想いを忘れない措置、として考えられればと思います。

テーマがテーマだっただけに、参加者の皆さんととてもいい話が出来ました。皆さんに取っても良い機会になったのではないか、と勝手に思っています。こういった立ち入った話をするのはなかなか難しいとは思いますが、今回の参加者の皆さまは非常にオープンで、それぞれを信頼できる仲間と捉えて下さったことが会の成功の要因だったように思います。また、次回も何か違う形でもやってみたい!と思わせるとても素晴らしい会になりました。
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